田中達也さんの絵本は、ミニチュアの視点で、身近なものや日常のものを別世界に作り変えてしまうアートの絵本です。
可愛くて、なるほどと思わされる作品は、どれもわかりやすくて面白いです!
その中でも、私のおすすめの絵本をご紹介します!
子供の読み聞かせにもおすすめです!


おすすめの絵本「くみたて」・「あーっとかたづけ」

くみたて
日用品をくみたてると思いきや・・・全く別物に
日用品を小さな人形がくみたてるところから始まります。
次のページを開くと、なんと日用品が全く別のものに生まれ変わります。
例えば、表紙のように「洗濯バサミ」をくみたててるはずが・・・
なんと実は「ブランコ」でした!
と言った感じです笑
「くみたて」は、ミニチュアアートのコンセプトがよくわかる一冊です。
次を想像しながら読むと面白かったです!
写真を全面に大きく使い、文字は少なく、わかりやすい
写真を全面に大きく使い、文字は少なめです。
なので、わかりやすい絵本に仕上がっています。
直感的な絵本なので、小さなお子様から大人まで楽しめます!
あーっとかたづけ
散らかった物をかたづけると・・・思いもしない展開に
散らかった物を小さな人形がかたづけるところから始まります。
次のページを開くと、かたづけてスッキリ・・・ではなく、いろんな場所に早変わり!?
例えば、表紙の散らかった「ポップコーン」。
なんと「羊」に大変身!
牧場に早変わりしてしまいます!
かたづける前に写っているものをうまく使っている
散らばっていた「もの」を余すことなく、全てを変身させています。
それぞれの変化を見るのがめっちゃ楽しいです!
神様が世界を一つずつ創っているような、そんな感じがしました笑
ひらがなとカタカナのみで子供も読める
文字は、ひらがなとカタカナのみなので、子供も読みやすいです。
ぜひ、お子様に読み聞かせてみてください!

展覧会「みたてのくみたて」の感想

身近なもので作る別世界の可愛さとわかりやすさ
身近なものを用いて作るミニチュアの世界は、めちゃめちゃ可愛いです!
可愛さの魅力に一気に引かれていきました。
「パン」や「つまようじ」、「メガネ」などが全然違ったものに見える感性にも感動しました!
展示室では、「実際のミニチュア模型」と「模型を撮影した写真」がどちらも展示されています。
模型と写真では、同じ作品でも全く違った印象を持てて、とても興味深かったです。
作品のタイトルは、わかりやすく面白いので、クスッとしてしまいます。
タイトルの着眼点もこのアートの魅力の一つだなと感じました。
体験型の展示で世界観に入り込める

この展示会では、アートの世界観を体験することができました。
例えば、タイトル「メガネでかけ回る」は、メガネが自転車に見えると言った作品です。
その作品が実際に実物として展示されており、触ることができます。
体験している姿を写真で撮ることもできました。
他にも複数の作品を体験でき、世界観に入り込めて、めちゃめちゃ楽しかったです!
混雑状況
平日でしたが、結構お客さんが入っていました。
チケット売り場では、少し列があり、10分ほど並びました。
展示エリアでは、順番に作品を見たい方が多いので、壁に沿って列ができていました。
ゆっくり進むので、時間にゆとりは必要かなと感じました。
京都で開催された展示会の最終日に行きましたので、通常より混んでいたのかもしれません。

さいごに
いかがでしたでしょうか。
身近にあるものが、ちょっとした想像力で新しい世界になるなんて、めちゃめちゃ面白いですよね!
「もの」だけじゃなくて、日常生活のあらゆる場面で、そんな視点を持てたら、さらに豊かな生活を送れるのかなーと考えたりします。
その「ちょっとした想像力」が難しいんですけどね・・・笑
それではっ!
